制作年2010~2022
幾何学模様の中には竹篦で極細の線が無数に引かれています。遠目に見ると気づかない細工はじっくりみたり手に持った時に「あっ」と思う喜びを秘めています。その線には、強くまっすぐ上へ伸び、過酷な状況でも生きる雑草達への敬愛の思いを込めています。スミレ窯の器は愛知県、岐阜県の陶芸の産地で学び、東京の青梅市にて個人の試行錯誤の上で生み出される独自の技法を生かしています。