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陶製手榴弾

陶製手榴弾

制作年2023

埼玉の川越の河川敷に陶製手榴弾の残骸が残されている。
戦争で金属が不足し作られたが、その用途にむかず使用されなかった。
とても寂しい場所に大量に割れたままだ。
職人さんはきっと皆が楽しい暮らしの中で使われる器が作りたかっただろう。

陶土だって手に馴染む器や植物達の居場所に生まれたかったのではないかと思う。

いくつかを救い出し、洗浄、金継ぎし、船型の皿に乗せ花器として新たな旅に立たせよう。
暖かな眼差しで見つめられる新しい仕事が本来の仕事だよ。

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